季節がめぐれば
また新しい枝を伸ばす木のように
日々少しずつ
でも 日々確かに布を織りあげる
機織りのように
決して消えることのない種火のように
わたしは いま
わたしを生きているだろうか

わたしは いま 確かに
わたしを生きているだろうか

今日は地元の混声合唱団の演奏会を聞きに行った。
その合唱団の指揮者だった人が今年の1月に亡くなったそうでその人を偲ぶステージとして演奏されたものの曲の一つだ。

故人が生前かなり気に入っていた曲らしく、
聞いてみて少しだけだったけど故人の気持ちが分かったような気がした。
この歌の歌詞にはかなり引き付けられる。

自分が生きていること。
最も単純で、最も難しいこの問。
歌が進行していく中で最初は消極的だった詩が、
後になるほど上向きになっていく。
そして最後にこう言う。

確かに 生きているだろうか、と。

曲の完成度は良いとは言えなかったけど、
故人の死を悲しんで、精一杯歌おうとする気持ちは
伝わってきた。

自分に劣等感を持っている俺。
でも、今、確かに俺は今を生きている。
それだけは、確かだ。
それを自覚しているのは良いことだと思う。
今日は行って良かったなぁ

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