「死」

2001年4月22日
スターリングラードを見た。
映画を見て泣いたのは実は初めてだったりする。
ドラマとかでは結構泣いてんだけどね。

ここからはネタバレなのでこれから見る気のある人は読まんほうがいいね。

話は実際、第二次世界大戦中にソ連軍にいた一兵士の物語。
自分の虚像に押しつぶされそうになりつつも何とか生きていこうとする男の物語。
でも、俺は主人公の存在よりも別の事が気になった。


それは映画の最初のほうにあった、ソ連軍がドイツ軍に向かって進軍する時だった。
ドイツ軍の装備は強大でソ連軍兵士は次々と死んでいく。そして耐え兼ねた兵士達は当然の事ながら撤退をした。
そこに待っていたのは味方の将校が放つ銃弾。
敵前逃亡は死刑、みたいな感じで。

彼らに残されていた道は、玉砕するか、死ぬかどちらかしかなかった。それ以外の道は完全に運に頼る他無い。

国のために命を捧げる。
そう映画中で兵士が言われる場面があったが、これはその間違った教育からも外れた行動だ。
国のために命を捧げるはずの兵士が国自らの手によって命を奪われる。
いったい何のために彼らは闘っていたのか?
あのシーンを思い出す度に胸が痛い。

それにしても久しぶりに「〜ナンバー!ヒット」の凄みが伝わった。


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